| 宗次郎のオカリナは山々で聞くのが一番いい。
オカリナの響きにまじって時おり鶯(うぐいす)が鳴くとか、辛夷(こぶし)の花が咲く季節なら最高だ。が、めったに機会はあるものではない。ところが、音楽的に限りなくそんな状況に近づけたアルバムが「アコースティック宗次郎」である。
もっともアコースティックな楽器の一つである宗次郎のオカリナに、アコースティックな楽器を配し、徹底的にアコースティックに一貫したこのアルバムは、人間の側からの一方的な自己主張ではなく、宇宙・自然とひとつになった響きがあふれている。
超一流のミュージシャンを使いながら、かれらの音がさりげなく、しかるべきところに融けあっていて心にくい。
あなたが吸い寄せられるようにこのアルバムを手に取ったとしてもなんら不思議はないのです。
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