< シルクロード 絲綢之路 U > 喜多郎 KITARO

NHK特集「シルクロード」オリジナル・サウンドトラック


 1.静けさの中で
   (はるかなるタクラマカン砂漠)
 2.流るる砂
 3.生命の泉
 4.絲綢之路〜黒水城の幻想
   (SILVER MOON)
 5.神秘なる砂の舞(ローラン)
 6.40080年
 7.時空間
 8.再生(かぎりない塩沢)
 9.夜明け
10.天山

発売元:ポニーキャニオン
レーベル:Leafage
Direct Stream Digital Mastering
品番:
PCCR-00376  定価:\2,940(税込)
 

演奏
使用楽器









プログラミング
録音
ミックスダウン
スタジオ

作曲
アソシエイトプロデューサー
プロデューサー
エグゼクティヴ・プロデューサー

喜多郎
KORG SYNTHESIZER
ROLAND SYNTHESIZER
YAMAHA SYNTHESIZER
MOOG SYNTHESIZER
PROPHET SYNTHESIZER
ACOUSTIC GUITAR
PERCUSSION
サントゥール/ドラム
ケーナ/チャンティングベル
メロトロン
喜多郎
鎌倉アトリエ&長野美麻アトリエ
喜多郎 / 大川正義
一口坂スタジオ
サウンド・デザイン・スタジオ
喜多郎
南里元子
南里高世
有海喜己夫

<情感にさからわず、なめらかに。再びあなたをシルクロードのベールの中に>

 とてつもなく大きな広がりがある。さらに歴史的なへだたりがある。”私にはたしてその時代を生きた人々の気持ちを理解し、その土地の匂いを感じることが出来るだろうか”喜多郎はシルクロードを旅した経験もなかった。
 しかし彼は、それまでにインド、タイ、カトマンズそれに日本各地を放浪し、自然をこよなく愛していた。その心が、砂漠を、天山山脈を旅する人々の気持ちとなっていったのである。

 シルクロードのナレーターをした俳優 石坂浩二は、
「変化にとんだ映像に流れる彼のサウンドには、一言では表現しがたい無限の煌めきと美しい温もりがあり、いつしか自分自身がナレーターであることを忘れ、その響に酔いしれてしまうほどだ。いろいろな番組のナレーターを経験したが、これほど見事に映像とフィットした音楽は今まで聴いたことがない」と語っている。

黒水城の幻想 -- 河西回廊の酒泉から北西のゴビの荒野の中を400キロもわけ入ったところにある不気味な伝説に包まれたこの古城は、地元の遊牧民さえ恐れて近寄らぬという。喜多郎の音楽は私たちを幻の黒水城に、楼蘭に、そして流砂の道に誘ってくれるようだ。

 シルクロードの話しが来るまで、喜多郎はサウンド・トラック盤の制作の経験はなく、番組の音づくりということなら別に喜多郎でる必要はないと思いました。仕事を受けたのは、ドキュメントといっても、主人公(人間)がいないこと、ストーリーがないこと、ここでの主人公は歴史であること、が大きな理由となったといえます。

 私たちは歴史を過去のものとして見ることは出来ますが、その場に参加することは出来ません。しかし、もしかしたら喜多郎の音楽を通して、時空を超え、シルクロードの世界を見ることが出来れば何かを感じるのでは、と思ったのです。

 このシルクロードUには、ヨーロッパでいえばアルプスともいえる天山山脈を越えるという大きなテーマが入っています。
黒水城の幻想という曲が入っていますが、黒水城が人の目にふれたのは1927年、中国スウェーデン合同調査団の調査以来のことです。一部、二部一緒にレコードを出したかったのですが、放送前は出せないことになっていましたので、シルクロードUとして出したわけです。

 シルクロードの音楽依頼が来た時に”行ってくれ”といわれたのですが、時間が取れなくて結局あとでいきました。

 シルクロードに対して僕が持っていたイメージは、「透明できれいな世界」「何物にも犯されていない世界」でした。

 だから、どういう形でやっていこうかと、本当は最初悩みましたね。それで、これは夢のあるようなものでいかなければ、と思ったのです。NHKの注文は効果音でしたが”ハイ、ここはどこで、ドーン”といった音や、あるいは人を驚かすような”カキーン”とかの音。そういうのはやめよう。あくまでも純粋に、静かにいこう。それでいけたらこの番組は絶対いいものになるだろうと思いました。

シルクロードのイメージを広がらせるものでなくてはならないから”ステレオ放送の必要がある”と、TAKA NANRI氏(SOUND DESIGN 社長)と二人でNHKにかけあって、ステレオ放送もそれで始まったのです。

資料:「喜多郎」天界から飛雲までの集大成と喜多郎語録 より

  <HMV>


< 喜多郎 / KITARO シンセサイザー奏者>

'70年代にプログレッシヴ・ロック・バンドのファー・イースト・ファミリー・バンドに加わり、ヨーロッパで高い評価を受ける。サウンド・デザイン代表で音楽プロデューサー・南里氏と出会い、氏のプロデュースのもと、'80年にNHKドキュメンタリー特集「シルクロード」のテーマとサウンド・トラックを担当し一躍ポピュラーな存在となる。「シルクロード」はニューエイジ・ミュージックに金字塔を打ち立てた。サウンドデザインがアメリカ・ゲフィン・レコードと契約したことによって全米でアルバムを発表する。'88年にグラミー賞ニューエイジ部門にノミネートされる。以後7度のノミーネートを受け、2001年第43回グラミー賞ニューエイジ部門で最優秀賞を受賞した。長野とコロラド、人里離れた山の中で自然と暮らし、その心の音楽を宇宙的な規模へと今も広げ続けている。1953年 愛知県豊橋市生まれ。 


< westwoodrecords.net >